症例写真レポート
下眼瞼切開(ハムラ法)
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
加齢とともに下瞼には、しわ・たるみがでてきます。しみはメイクで隠せますが、下眼瞼のしわ・たるみはメイクで隠すことができません。下眼瞼に生じている加齢の変化は3つあります。皮膚のたるみ、下眼瞼の筋肉のゆるみ、脂肪の突出です。老化による変化で、これら3つのうち何が下眼瞼に起こっているかによって手術方法が異なります。指で下眼瞼を軽く引き上げて下瞼のたるみの改善がある場合には、少なくともたるんで下垂した下眼瞼の皮膚切除が必要になります。
この症例のように、皮膚のたるみがあり、筋肉もゆるんでいて、脂肪も量が多くて突出しているような「目袋」を形成している場合には、脂肪を有効利用する「ハムラ法」が非常に効果的な手術方法です。
大きな腫れは約2週間くらいで、内出血は1週間くらいは目立ちます。休みの期間は1週間は最低必要です。
ハッピーリフト+ヒアルロン酸
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
頬のたるみの改善方法として、フェイスリフト、スレッドリフト(糸によるリフトアップ)、ウルセラ(超音波)、RF(ラジオ波)などが代表的です。通常のフェイスリフトではフェイスラインはスッキリとしますが、法令線の改善はあまりありません。またフェイスリフトは腫れが長引きます。この症例では、腫れを少なくしてより大きな効果を出すために、ハッピーリフト(溶ける糸)にヒアルロン酸を併用しています。
溶ける糸の効果は半年から1年で永久的ではありません。但し糸が溶けた後も糸周囲のコラーゲン繊維がたるみ防止の働きをします。
多少の内出血と腫れが出ますが平均数日くらいで気にならなくなると思います。
ウルセラ 30歳代
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
年齢が30歳台になると法令線や頬のたるみが少しずつ気になり始めます。フェイスリフトは確かにしっかりとした効果がありますが、切るという手術に抵抗のある方も多くみられます。切らない施術の中では、サーマクール以上の変化を出せるのがウルセラです。数日は軽いむくみ程度が出ることがありますが、翌日から仕事も可能です。
照射後1ヶ月後くらいに最大の効果が出てきます。1年に1回が照射の目安です。
眼瞼下垂
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
眼瞼下垂の手術で、トロンとした眠そうな目が目力のあるパッチりとした目に変わります。目の開きが大きくなると二重のラインが奥に引き込まれるので、二重の幅が狭くなります。そのことを想定して、二重のライン幅を再設定していきます。術後には、眉毛が下がったり、肩こりが改善したりすることもあります。
眼瞼下垂の手術の欠点として、瞼の状態によっては手術後に厚ぼったく見えたり、兎眼(目が閉じにくくなって薄目が開く)することがありますが、手術の前に診断をしてこれらの合併症をできる限り回避するような手術方法を選択することも重要となります。
鼻唇溝(法令線)ヒアルロン酸
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
鼻唇溝(法令線)のしわは、ヒアルロン酸で簡単に改善します。多少の腫れと内出血は平均数日でメイクで隠せる程度のものです。鼻唇溝でも鼻に近い部分は改善度が大きく、特に口角横の「イー」と言って出るしわは改善効果がやや少ないのが特徴です。
ヒアルロン酸は永久的ではなく、半年くらいかけて徐々に吸収されてなくなっていきます。吸収されない材料を注入して、将来その注入部位に腫れを引き起こして切開して取り除かなくてはならない危険性を考えれば、ヒアルロン酸は吸収されるから安心だと考えて頂きたいと思います。