症例写真レポート
受け口(下顎分節骨切り)
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
受け口(反対咬合)を治療する方法の一つに、歯科矯正なしに1日で手術を終えることができる、「下顎分節骨切り術」があります。この手術では下の4番目の歯を抜いて下の歯を後方に移動させます。欠点は抜歯が必要なことと、下の歯の3番目と5番目との間にわずかに隙間を生じることです。
この手術の利点は、基本的には歯科矯正は必要とせず、横や斜めから見たときの下顎が出ている外観を1日の手術で改善させることです。
術後1週間はある程度の腫れがありますが、マスクで隠せるので早期に仕事に復帰できます。
額のしわ ヒアルロン酸注入
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
この症例のようにかなり深いしわの治療ではヒアルロン酸単独ではやはり物足りなさがあります。またボトックスの注射単独で額全体の効果を出そうと思うと、瞼が重く目がきつく見えたリする合併症の可能性が高くなります。
ヒアルロン酸の注射にボトックス追加することによって、ボトックスのリスクを軽減ししわもかなりの改善が得られます。
ヒアルロン酸にも利点と欠点とがあり、永久的効果ではなく平均6ヶ月くらいかけて徐々に吸収されます。また多少の内出血や腫れはありますが、切る手術ではないので翌日からメイクで隠せることがほとんどです。
目頭切開
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
目頭切開で重要なポイントのうち手術後の傷あとの問題があります。目頭部分は、二重の切開した後の傷と比べて目立つことがあります。
主な理由は2つあります。1つには、二重切開後の傷は二重のラインに入り込むので見えませんが、目頭の傷はいつも露出しているので傷はどうしても見えてしまいます。もう一つの理由は目頭部分はもともと皮膚の緊張が強めで、また皮膚の部位的な性質上、肥厚性瘢痕(ケロイド状)という傷跡となりやすく、赤みや盛り上がり・凹凸などになることがよくあります。
傷をできる限り目立たなくさせる方法として手術術式も重要ですが、それ以上に技術的なことになりますが最適な縫合方法に尽きると思います。
刺青除去(切縫)
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
刺青・タトゥーをレーザーで完全に消せない場合には手術が適応となります。手術の中で最も傷跡が目立たない方法は、本症例のように刺青の皮膚切除手術を数回繰り返す方法です。この切縫の手術はある程度大きい刺青に対しても行えますが、刺青の入っている部位やその大きさ、また皮膚の伸び具合によっては完全に刺青を取り除くことができない場合もあります。
眉毛リフト+コメカミリフト(内視鏡による手術)
[ 院長古屋のワンポイントアドバイス ]
二重の幅を広げる方法の1つとして眉毛リフトがあります。目尻外側のたるみが強い方にはコメカミリフトを同時に行うこともあります。
二重幅を広げることは、もちろん二重の切開法でも可能です。しかし、眉毛リフトと二重の手術との仕上がりの差には数多くのことがあげられますが、決定的な違いはナチュラルな二重のラインが得られることです。
眉毛リフトの手術は、簡単には以下のような状態の方に対して行います。
①加齢によって二重が狭くなり目尻の垂れ下がりも出てきた場合
②切開法で希望の二重をつくると厚ぼったい二重になってしまう場合
③年齢にかかわらず、眉毛の下の皮膚が下がっていることが原因で厚ぼったい目に見えている場合
内視鏡で行う眉毛リフトは髪の毛の中の小さな切開で行うので、従来の手術を比べて大きな腫れの期間は短く1週間くらいです。上瞼から下瞼にかけての内出血は出ますがメイクで隠せます。