このコーナーでは、崇高な倫理観をもち美容外科医として最先端の研究と世界最高峰の医療技術を目指しているリッツ美容外科のドクター陣が、普段見ることができない素顔をほんの少し垣間見せて語りかけます。
最近の診療で、多く見かけるのが若い方の刺青いわゆるタトゥーです。美容外科の学会でも問題になっていることの1つですが、ファッション感覚で肩や脚に 入れてしまうのですが、その背景にはたとえタトゥーを入れても、レーザーで簡単に取れると思っている方も多いのではないでしょうか。刺青の種類や入れ方、 そして色調によっては確かにかなり薄くなるのですが、ほとんどの場合もと通りにはならずにかなり目立つ傷跡となってしまうので、最終的には手術となるケー スも多いのが実状です。レーザー治療の最高の結果としては、数年かけてかなり目立たなくはなるのですが、多くの場合やけど跡のような傷跡を残し、誰もがこ んな刺青など入れるのではなかったと後悔します。タトゥーを入れるのに要する費用は数万円かもしれませんが、取るのには最低その何10倍もかかることが多 く、温泉には行けないし、年齢を重ねるとそのファッションは古臭くなり、また結婚して子供でもできると、何も分からない子供はみんなの前で、「お母さんは 肩に刺青を入れているの!」と言われ、それが広まり困った状況になってしまったということもしばしば耳にします。
何をするのにも先のことを考えすぎていては、疑心暗鬼になってしまい必ずしも良いとはいえませんが、少なくとも刺青、タトゥーに関してはしっかりと将来 のことを考え、それでも絶対に刺青を入れたいを思っても、さらにあと3年くらい待つくらいの辛抱強さが望まれると思います。石の上には3年、刺青の前にも 3年。タトゥーを取りたいという方を何人も治療していると、最近ふとそんなことを思ったりしてしまいます。