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学会活動 活動報告

【2005年4月13日~15日 第48回 日本形成外科学会総会】

「皮膚にたるみがある場合の脂肪吸引
 ―脂肪吸引と同時に行う余剰皮膚切除術―」高松院 院長 古屋 富治雄

はじめに
脂肪吸引の適応とは、脂肪をどれだけ吸引するかにもよるが、原則として皮膚にたるみがないかまたはたるみが軽度な症例である。体幹部や四肢において脂肪吸 引が適応となる年齢は20歳台が最も多いが、皮膚にたるみを生じてくる40歳から50歳台になるにつれ脂肪吸引を行う頻度は減少する。皮膚のたるみの原因 として、体重の大幅な減少によるもの、妊娠中の皮膚の伸展によるもの、老化によるものなど様々である。いずれにしても、病態は皮膚が伸展したのち一定期間 をおいても弛緩した状態のまま変化せず一定となってしまったことによる。脂肪吸引によって皮膚の緊張は低下するので、もともと皮膚がたるんでいる症例に脂 肪吸引を行うと、皮膚のたるみがさらに増悪する。したがって、皮膚にたるみがある症例に脂肪吸引を行う際には、余剰皮膚の切除が必要となる。余剰皮膚切除 を行う際、脂肪吸引前に行うかあるいは脂肪吸引後に行うとすると、第2回目の手術までの間隔は約6ヶ月以上が望ましい。合計2回という手術および総合的に 要する時間などを考慮すれば、脂肪吸引と同時に余剰皮膚切除を同時に行うことの意義は大きい。
手術方法および結果

当院では皮膚のたるみを合併した方が大腿部や腹部の脂肪吸引を希望する場合、脂肪吸引と同時に余剰皮膚を切除している。皮切の部位は、下着で隠すことので きる部位を基本として、既存の手術瘢痕や希望など考慮しながら決定する。手術中には、穿通枝を確認しながら皮弁の皮下剥離を行う。術後創部の血行障害を生 じた症例はなかった。

結語

たるみを合併した症例に脂肪吸引を行うとき、脂肪吸引と同時に余剰皮膚を切除する方法は、一期的手術という点で負担の少ない手術術式と考えられる。

考察

本術式を適応するにあたっては、充分なインフォームドコンセントを必要とする。

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