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学会活動 活動報告

【2003年4月7日~9日 第47回 日本形成外科学会総会】

「ウエストのサイズダウンを目的とした脂肪吸引法」 高松院 院長 古屋 富治雄

はじめに

腹部の脂肪吸引を希望して来院する患者は、腹部の脂肪吸引によりウエストサイズも小さくなると思っている場合がほとんどと言っても過言ではない。しかし、 腹部の脂肪吸引のみではウエストサイズの大きな減少は期待し難い。ウエストライン上で腰部は腹部に比べて皮下脂肪の量が多く、この部位の脂肪吸引を行うこ とにより大きなウエストサイズのダウンが期待される。また腰部の皮膚は腹部の皮膚に比べて厚く、結合組織が豊富で吸引は腹部ほど容易ではないが、逆に脂肪 の浅い層まで吸引してもたるみが目立ちにくいことが特徴である。さらに、腹部の脂肪吸引で最も注意することは術後のたるみであるが、腰部の脂肪吸引はたと え中高年の場合であってもあまりたるみを気にせずに行うことができる。そこで当院では、腹部の脂肪吸引を施行する際、できる限り腰部の脂肪吸引も同時に行 うことを勧めている。

手術手技および方法

麻酔方法として硬膜外麻酔を用い、適宜プロポフォールによる静脈麻酔を併用した。脂肪吸引は、tumescent法に従い行った。腹部の脂肪吸引は深層から中間層にかけて、但し側腹部および腰部の脂肪吸引は深層から浅層にかけてできる限り多くの脂肪を吸引した。

結果

従来行ってきた腹部の脂肪吸引に腰背部の脂肪吸引を併用し、ウエストのサイズダウンに関する患者の高い満足度が得られた。

考察

患者が腹部の脂肪吸引を希望する時には、腰部の脂肪吸引の併用によるウエストサイズの効果を説明することが必要であると考えられる。腰部の脂肪吸引は、腹 部の脂肪吸引と比べあまりたるみを気にせずに積極的に行うことができる。また、ウエストサイズをできる限り小さくするために腰部、特に腸骨稜から上後腸骨 棘の部分の脂肪吸引を併用することが望ましい。


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